父系の特徴とサイアーライン:芝の中距離で真価を発揮する新進気鋭のスピード血統
本馬の父ブリックスアンドモルタルは、米国の芝路線で無双の活躍を見せたStorm Cat系の種牡馬です。その血統は豊かなスピードと底力を兼ね備えており、日本競馬の適性にも非常に高く合致しています。
- サイアーラインの特徴 父ブリックスアンドモルタルはStorm Catから連なるGiant’s Causewayの直系で、豊かなスピードと機動力が最大の武器です。米国芝G1を席巻した自身の能力が産駒にも遺伝しており、日本の高速馬場に対応できる俊敏性と、勝負所で一気に加速できる瞬発力を併せ持つのが特徴です。
- 血統構成の解説 母の父に日本競馬の至宝ディープインパクトを配した本馬の血統構成は、非常に絶妙なバランスを保っています。父系由来の豊かな芝のスピードや力強さに対し、母父由来の卓越した瞬発力と柔軟性が加わることで、日本の芝適性が大きく引き上げられています。
- 産駒の傾向 芝のマイルから中距離戦線を主戦場として、堅実に走る活躍馬が多く出ているのが全体的な傾向です。
・距離適性:1600m(383戦33勝)、1800m(612戦44勝)、2000m(379戦30勝)と、マイルから中距離において出走数と勝利数を集めており、この距離帯で真価を発揮します。
・馬場適性:芝・良馬場(勝率7.9%)での活躍が基本ですが、芝・稍重で勝率9.9%、重馬場で8.2%と、時計のかかる渋った馬場を一切苦にしない頼もしいパワーを備えています。
・勝ち上がり率:血統登録馬307頭に対して勝馬数は129頭に達し、勝ち上がり率は42.0%という非常に優秀な数値をマークしています。
- Storm Cat (1983 us) ※ノーザンダンサー系から分岐。大種牡馬
- Harlan (1989 us)
- Harlan’s Holiday (1999 us)
- Into Mischief (2005 us) ※北米リーディングサイアーに長年君臨
- Authentic (2017 us) ※20年ケンタッキーダービー馬
- Into Mischief (2005 us) ※北米リーディングサイアーに長年君臨
- Harlan’s Holiday (1999 us)
- Hennessy (1993 us) ※日米欧の芝・ダートで活躍馬を輩出
- Johannesburg (1999 us) ※日米欧で2歳G1制覇
- Scat Daddy (2004 us) ※米・欧で産駒が大活躍、早世が惜しまれた名種牡馬
- No Nay Never (2011 us) ※欧州芝スプリント路線の主力
- Justify (2015 us) ※無敗の米三冠馬
- Scat Daddy (2004 us) ※米・欧で産駒が大活躍、早世が惜しまれた名種牡馬
- Henny Hughes (2003 us→jp) ※日本ダート界の圧倒的リーディングサイアー
- アジアエクスプレス (2011 us→jp) ※13年朝日杯FS優勝。日本のダートで優秀な産駒を多数輩出
- モーニン (2012 us→jp) ※16年フェブラリーS優勝
- ワイドファラオ (2016 jp) ※19年NZT、20年かしわ記念優勝
- Johannesburg (1999 us) ※日米欧で2歳G1制覇
- Tale of the Cat (1994 us)
- Gio Ponti (2005 us)
- Drefong (2013 us→jp) ※日本で供用。皐月賞馬ジオグリフを輩出
- Gio Ponti (2005 us)
- Giant’s Causeway (1997 us) ※芝ダート問わず活躍馬を出す汎用性の高いライン
- Shamardal (2002 us) ※欧州芝路線の主力
- Lope De Vega (2007 ie)
- Not This Time (2014 us) ※現在の北米トップサイアーの一頭
- ★ ブリックスアンドモルタル (2014 us→jp) ※19年米年度代表馬。日本で供用
- Shamardal (2002 us) ※欧州芝路線の主力
- Harlan (1989 us)
牝系の背景:アルゼンチンの名牝系から広がり、日本ダービー馬を輩出する屈指の名門
南米アルゼンチンでG1を制した名牝たちを祖に持ち、日本に輸入されてから大きく花開いた由緒ある血統です。卓越したスピードと底力が代々受け継がれ、大舞台での勝負強さを発揮する活気あふれるファミリーと言えます。
- 母エンドレスノット:現役時代は4勝を挙げたディープインパクト産駒です。繁殖牝馬としても優秀で、本馬ダイヤモンドノット(京王杯2歳S、スワンS、ファルコンSと重賞3勝、朝日杯FS2着)のほか、オープンクラスで活躍する6勝馬ソンニッヒ(ダービー卿CT3着)などを輩出しています。
- 2代母ウィキウィキ:現役時代は1勝にとどまりましたが、繁殖として驚異的な実績を誇ります。日本ダービー(G1)など重賞4勝を挙げた名馬マカヒキをはじめ、重賞2勝牝馬ウリウリ(京都牝馬S、CBC賞)、毎日杯(G3)2着のウーリリらを輩出し、この牝系の日本における繁栄を決定づけました。
- 3代母リアルナンバー:アルゼンチンで競走生活を送り、ヒルベルトレレナ大賞(G1)やアブリル賞(G2)など海外で5勝を挙げた名牝です。日本に輸入され、この一族の高いポテンシャルを広く伝えました。
- 4代母Numeraria(ヌメラリア):アルゼンチン1000ギニーにあたるポージャデポトランカス(G1)を制覇するなど、海外4勝の輝かしい実績を持ちます。自身だけでなく、G2覇者Numeradoraを産むなど確固たる礎を築き上げました。
- 5代母Numismatica(ヌミスマティカ):カルロスカサレス賞(G2)で3着に入るなど海外で2勝をマークし、名種牡馬Salt Marshを父に持つこの名牝系の根源として、現代の大舞台までその豊かな血脈を伝えています。

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