4回東京7日目
4Rダ1600m ファクスカエリ
■レース内容 五分の発馬から芝部分を生かして追走するも、道中は周囲に馬がおらず反応が鈍る若さを見せた。しかし、直線で態勢が整ってからは力強く突き抜け完勝を果たした。課題を残しつつも勝ち切った点に、今後の高いポテンシャルを感じさせる。
■血統背景と適性 父はパイロ、母の父はCandy Rideという米国ダート色の強い配合である。母ルミナスソードの半弟には、根岸ステークスなどを制したダート重賞馬エンペラーワケアが名を連ねる優秀な牝系である。米国由来の豊かなスピードと力強さを色濃く受け継いでおり、本質的にはダートの短距離からマイル戦において真価を発揮する適性を持つ。筋の通った血統背景からも、今後のダート路線でのさらなる飛躍が大いに期待される。
5R芝2000m ユメノカケラ
■レース内容 僅かに立ち上がるようなスタートとなったが、小頭数の落ち着いた流れの中をスムーズに折り合い追走した。直線では進路を外に確保して残り400mから追い出されると、素直に反応して力強く伸び快勝を収めた。まだ若さを残しながらの完勝であり、今後の奥深さを感じさせる好内容である。
■血統背景と適性 父はルーラーシップ、母の父はディープインパクトという日本の芝中長距離において実績を残す王道配合である。祖母にあたるヘアキティーは米国のG1競走であるラブレアステークスを制しており、豊かなスピードと底力を内包する優秀な牝系である。本質的には芝の中距離路線において真価を発揮する血統構成と推測される。父と母父から受け継ぐ優れた持続力と瞬発力を兼ね備えており、今後の王道路線での活躍が大いに期待される。
4回京都7日目
5R芝2000m ビンドゥング
■レース内容 小頭数の発馬で挟まれる不利を受けたが、道中の緩い流れを嫌い向正面から強気に進出した。直線での瞬発力勝負では、粘る2着馬を力強く交わして勝負根性を示した。上がりだけの競馬での勝利であるため、ペースが流れる次走が試金石となる。
■血統背景と適性 父はキズナ、母の父はシンボリクリスエスという構成の中長距離志向が強い血統背景を持つ。母ブランネージュは中央3勝、近親に6勝を挙げたヴィジュネルがいるなど牝系は広がっているが、現状で目立った大物は出ていない。父と母父の組み合わせからは、芝の中距離で長く良い脚を持続させる展開に高い適性を示すと考えられる。力の要る馬場にも対応できるパワーを備えており、今後の成長と距離延長での前進が見込まれる。
6R芝1400m シェフザーデ
■レース内容 発馬は五分であったが、二の足がスムーズで楽に好位へ取りつき折り合い良く追走した。勝負所で馬群の間を突いて進出する優れた競馬センスを見せている。直線でもスムーズな脚運びで力強く抜け出し、完勝を収めた。
■血統背景と適性 父はシルバーステート、母の父はキングヘイローという芝中距離志向の配合である。同牝系からはG1馬ローレルゲレイロや、重賞で長く活躍するディープボンドなど多数の活躍馬が輩出されている。父の機動力に加え、底力を伝える優秀な牝系を内包しており、本質的には芝の中距離路線で真価を発揮する適性を持つ。実戦向きの器用さと筋の通った血統背景から、昇級後も大いに期待できる器である。
4回新潟2日目
5R芝1600m ワンダフルワールド
■レース内容 好スタートから折り合いに専念して中団に控え、4コーナーからスムーズに外へ持ち出し進出を開始した。直線では持ったままで先頭に立ち、その後内に刺さる若さを見せながらも2着馬の追撃を凌ぎ切った。終始追いにくい面を見せた粗削りな内容だが、裏を返せば非凡なポテンシャルを示している。
■血統背景と適性 父はキタサンブラック、母は米G1のアメリカンオークスで2着に入ったケーピーパーゴリシャスという血統構成である。母系を辿ると、サドラーズウェルズやヌレイエフといった大種牡馬を輩出した世界的な名牝Specialに行き着く屈指の良血を誇る。父産駒らしい豊かな成長力と、名牝系由来の強靭な底力やスタミナを併せ持つ。本質的には芝の中長距離路線への適性が高く、気性面が成長すればクラシック戦線などの大舞台でも活躍が見込める大器である。

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