4回東京2日目
3Rダ1600m ヴェントセラーレ
■レース内容 スタートで立ち遅れて最後方からの追走となり、道中もスムーズさを欠く不器用なレース運びであった。しかし、3から4コーナーで促されて直線の大外へ持ち出されると一気に弾け、後続を4馬身突き放して快勝した。前方の馬が激しく競り合う展開に恵まれた面は否めないものの、一気に突き抜けて他馬を圧倒した瞬発力は高く評価できる。
■血統背景と適性 父はルヴァンスレーヴ、母の父はオルフェーヴルという配合である。祖母アドアードはアイルランド産のG3ブルーウインドS勝ち馬であり、牝系を遡ると英オークス2着などの実績を持つSudden Loveがいる重厚な欧州血統である。日本に輸入されて以降の母系からは突出した実績馬は出ていないものの、ダート色の強い父に底力のある欧州の血を掛け合わせたことで本馬の爆発力が引き出されている。血統構成からタフな馬場や中距離以上の適性が高く、将来的なローテーションにおける距離延長にも十分に対応可能だろう。
5R芝2000m シルヴァノーブル
■レース内容 好スタートから馬なりで先頭に立ち、道中も極めてスムーズに折り合ってレースを進めた。後続が迫った際も鞍上の合図に素早く反応し、大きなストライドの美しいフォームで直線を駆け抜けた。逃げながらも上がり最速の脚を繰り出して完勝しており、非常に完成度が高く今後の飛躍を予感させるレースぶりである。
■血統背景と適性 父はシルバーステート、母の父はウォーエンブレムという卓越したスピードを備えた配合である。牝系を遡ると秋華賞馬ファビラスラフィンに行き着き、同牝系にはギュスターヴクライやブレイズアトレイルなど、芝の中長距離路線で実績を残した活躍馬が多数名を連ねている。本馬もこの優秀な母系の豊かなスタミナを受け継いでいると推測される。大きなフットワークを活かせる芝の中距離以上に対する適性が高く、将来的には重賞戦線での活躍が十分に期待できる血統背景である。
6R芝1600m ジョーティス
■レース内容 好スタートから無理にハナを主張せず、道中は鞍上が促しながら追走する展開となった。直線では馬群の狭い箇所でじっくりと進路を確保し、先に抜け出した2着馬をハナ差で差し切った。意図せず位置を下げる苦しい競馬を勝ち切った非凡な能力は、今後の大きな糧となるだろう。
■血統背景と適性 父はモーリス、母の父はキングカメハメハという配合である。母のアヌラーダプラは5勝を挙げた実績馬であり、曾祖母シンハリーズから連なる牝系にはシンハライトやリラヴァティなど優秀な牝馬が多数名を連ねている。父の力強さと母系の確かな底力を受け継いでおり、芝のマイルから中距離に対する適性が高いと推測される。厳しいレースを勝ち抜いた精神力も相まって、将来的には牝馬重賞戦線での飛躍が十分に期待できる血統背景である。
4回京都2日目
3Rダ1400mミホマル
■レース内容 やや出遅れて先団に取り付く形となったが、道中は馬の後ろでしっかりと我慢を利かせて追走した。直線で追い出されると鋭い反応を見せ、一気に後続を突き放して快勝を収めた。芝部分での加速も非常にスムーズであり、他馬との地力の違いを示す優秀なレースぶりであった。
■血統背景と適性 父はグレーターロンドン、母の父はシニスターミニスターという配合である。全兄には主にダート路線で計7勝を挙げているユキマルがいる。祖母レミニセントリーから連なる牝系には米G1勝ち馬のQualifyなどが名を連ねており、確かな底力を秘めた血統構成である。兄はダート短距離を主戦場として活躍しているが、本馬は非凡な瞬発力や新馬戦での芝部分の走りから、芝の短距離からマイル路線に対する適性も十分に高く、今後は馬場を問わない幅広いローテーションが視野に入るだろう。
4R芝1400mブライトスクリプト
■レース内容 スタートは行き脚がつかなかったものの、鞍上に促されて先団へと取り付いた。道中はやや行きたがる素振りを見せるも、宥められてしっかりと流れに乗っている。直線で外へ持ち出されると圧倒的な地力の違いを見せつけて快勝した。
■血統背景と適性 父はサートゥルナーリア、母の父はMr Speakerという配合である。母のスピーチは米国でG1アシュランドSを制した実績馬であり、本邦に輸入されて以降、父の異なる半姉らが日本で出走している。牝系を遡ると祖母Scribbling Sarahから連なる系譜には、Carson’s Runなど海外の重賞勝ち馬が多数名を連ねる優秀な血統背景を持つ。豊かなスピードと成長力を秘めた血統構成であり、芝のマイルから中距離路線での今後の飛躍が十分に期待できる。
5R芝2000mトロカアニマダ
■レース内容 スタートで立ち遅れて後方からの競馬を強いられた。道中は腹をくくって待機し、3コーナーから馬群を縫うように進出を開始した。直線では口向きの悪さを見せつつも外へ持ち出すと、鋭い末脚を一閃して鮮やかに差し切った。
■血統背景と適性 父はベンバトル、母の父はゴールドシップという配合である。祖母シーギリヤガールが4勝、母コスモジェミラが2勝を挙げているものの、近年は目立った活躍馬が出ていない牝系である。しかし、牝系を遡るとオギティファニーに行き着く日本土着の血統構成は非常に興味深い。父の機動力と母系の豊富なスタミナを受け継いでいると推測され、出遅れをカバーしたレースぶりからも、今後はタフな芝の中距離戦線での活躍が見込まれる。

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