4回東京8日目
4Rダ1600m ヘイヴァイタヒチ
■レース内容 スタートで立ち遅れるも行き足は良く、道中は口を割りつつ抑え気味に追走した。直線では持ったまま先頭に並びかけ、後続を待ってから追い出す余裕の完勝であった。折り合い面に粗削りな課題を残すものの、今回のメンバーでは地力が一枚上であることを明確に証明している。
■血統背景と適性 父にナダル、母の父にキングカメハメハを持つ力強い配合である。祖母ミラクルレジェンドは地方交流重賞で活躍し、近親にはローマンレジェンドやグレートタイムといったダートの重賞・オープン活躍馬が多数名を連ねている。本馬の卓越した推進力やこの牝系の背景を踏まえると、やはり今後の主戦場はダート戦線となる公算が大きい。気性面が成長してくれば、ダートの中距離路線において上のクラスでも十分に通用する器である。
5R芝1600mリラノヴァ
■レース内容 好スタートから先団後方の外目を、首の低い推進力のある走りでリズム良く追走した。直線では外へ持ち出してギリギリまで仕掛けを待ち、追い出されるとジリジリと脚を伸ばした。最後は後続との追い比べを勝負根性で制しており、実戦向きの渋太さを見せている。
■血統背景と適性 父にダノンスマッシュ、母の父にブライアンズタイムを配した骨太な血統構成である。祖母サッカーマムから広がる牝系はロードホースクラブにゆかりが深く、近親にはロードゴラッソなどが名を連ねている。同じ母を持つ半兄にはダートで活躍するロードクロンヌがおり、本馬も牝系特有のパワーと底力を秘めている。今回は芝での接戦を制したが、力強い走りやこの血統背景を踏まえると、将来的にダート路線へ高い適性を示す可能性も十分にある。
6Rダ1400mアメリカンフレンズ
■レース内容 好スタートから軽く促してハナを奪い、道中は軽快な逃げを打ってレースの主導権を握った。4コーナーを余裕の手応えで回って直線で1番人気馬を競り落とすと、最後は2着馬に迫られながらも、並ばれかけた所でもうひと伸びを見せた。自身のペースに持ち込む形から力強い勝負根性を発揮しており、能力の高さを示す完勝である。
■血統背景と適性 父はInto Mischief、母の父はWicked Strongというスケールの大きな米国産の血統構成である。母Jilted Brideは米国のステークス競走を制して50万ドル以上を稼いだ実力馬であり、牝系からは米G1のプリークネスSで3着に入ったSocial Inclusionなどが出ている。本馬も2025年のキーンランドセールにて30万ドルで取引された素質馬である。豊かなスピードと勝負強さを活かせる、ダートの短距離からマイル路線での大きな飛躍が期待される。
4回京都9日目
4Rダ1800mハメドスタイル
■レース内容 発馬直後は行き足がつかなかったものの、長く追って先団へ取り付いた。向正面では息を入れることに専念して折り合いをつけると、4コーナーからのペースアップにも難なく対応する。直線では一気に抜け出して後続を突き放しており、レースセンスの良さが光る完勝劇であった。
■血統背景と適性 父にナダル、母の父にダイワメジャーというスピードとパワーを兼ね備えた血統構成である。牝系を辿ると近親に目立った大物こそ不在であるものの、ハコダテブショウなど複数の勝利を挙げる馬を出しており堅実な底力を秘めている。今回のレースで見せた機動力や父系の力強い筋力を考慮すると、今後の主戦場はやはりダートの中距離路線が濃厚となるだろう。馬群での立ち回りに磨きがかかれば、上のクラスでも自在性を武器に活躍できる素質を秘めている。
6R芝1600mスマートピナクル
■レース内容 好スタートからハナを窺う勢いを見せたが、無理をせずに控えて3番手で折り合いをつける立ち回りを見せた。直線では馬場の良い外目へ持ち出されると、軽く促されただけで先頭に躍り出た。着差以上に手応えに余裕のある勝ちっぷりであり、実戦でのセンスの良さを感じさせる完勝である。
■血統背景と適性 父はキズナ、母の父には米国産馬のMr. Greeleyを配した豊かなスピードを内包する血統構成である。牝系からはダートで活躍した半兄スマートダンディーのほか、オープンクラスまで出世した全姉のスマートリアンなど複数の活躍馬が出ており、優秀な活力を秘めている。本馬の軽快な行きっぷりや母系の特徴を総合的に勘案すると、将来的な適性距離は芝のマイル以下の短距離路線になると思ってしまう。上のクラスに入っても持ち前のレースセンスで堅実に立ち回れる器である。
4回新潟3日目
5R芝2000mアフェクト
■レース内容 発馬はやや鈍かったが不利にはならず、道中はマイペースで折り合いをつけて追走した。4コーナーでは楽な手応えで先頭に並びかけ、そのまま直線へ向いた。追われてからの伸びは案外だったが、渋太く食い下がる後続を何とか抑え込んで初陣を飾った。
■血統背景と適性 父にキズナ、母の父に米国産のディストーティドヒューマーを配した血統構成である。祖母ボンジョヴィガールは米国の重賞戦線で好走しており、半姉には芝中距離の重賞で3着に入ったエグランタインがいる。父系の豊かな成長力と母系の底力を兼ね備えており、距離をこなせる下地は十分にあると言える。現状では追ってからの鋭さに課題を残すものの、実戦を重ねて良化が進めば、芝の中距離路線において着実なクラスアップが見込める。

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